ICTの取り組み
ICT活用により、施工能力の向上と効率化を実現します
i-Constructionは、国土交通省が推進する生産性革命プロジェクトの一環として、建設業界にICT技術を導入する取り組みです。2016年にスタートし、ICT技術を活用して建設現場の生産性向上や経営環境の改善を図ることを目的としています。
当社では、令和4年6月に「ICT推進室」を設立し、ICTを活用した工事の業務を専門的に行っています。これにより、業務上の課題を共有・解決しながら、施工能力の向上と効率化を実現しています。
i-Construction
i-Constructionの基本的な流れ
3次元起工測量
従来工法に比べ作業時間を大きく短縮でき広範囲に計測することができます。
当社では、UAVによる空中写真測量とTLSによる3次元測量を行っています。
UAVによる空中写真測量の流れ
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1.飛行ルート作成
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2.標定点及び検証点の設置
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3.UAV写真測量
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4.3次元点群データへの変換・出力
TLSによる3次元測量の流れ
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1.TLSによる計測
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2.計測データのレジストレーション(結合処理)
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3.3次元点群データへの変換・出力
3次元設計データ作成
3次元起工測量で計測した測量データと発注者が貸与する発注図データ(2次元の平面図、縦断面図、横断図)を用いて、3次元設計データを作成します。
3次元により完成形状を可視化することができるほか、3次元起工測量で取得した点群データを重ねることで現場にあった設計データを作成できます。
ICT建設機械による施工
3次元設計データをICT建機に取り込み施工を行います。従来と違い丁張の設置が不要となり工程の短縮や、施工重機と作業員の混在を減少させ安全性の向上につながるほか、自動制御機能等によりオペレーターの熟練度に左右されず施工を行えます。
当社ではICT建機を所有していないのでリースなどで施工を行っています。
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法面整形状況
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運転席のモニター
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荒整地状況
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運転席のモニター
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上層路盤敷均し転圧状況
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運転席のモニター
3次元出来形管理
出来形の施工規模、工種、管理手法によりUAVによる写真測量またはTLSによる3次元測量を選択します。3次元設計データと3次元出来形計測を重ねて面管理、断面管理での出来形管理を行います。
測量の流れは基本的に3次元起工測量と同じです。
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UAV写真測量状況
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TLSによる3次元測量状況
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出来形評価状況
当社で所有するICT関連機器
測量機
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自動追尾型TS GT-1005(3台)
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自動追尾型TS GT-1203(5台)
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地上型レーザースキャナー GLS-2000M(1台)
ドローン
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Mavic 3 Classic(撮影用・1台)
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Phantom4 Pro V2.0(撮影用・1台)
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Matrice 350 RTK(測量用・1台)
使用ソフト
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SiTECH 3D(3次元設計データ作成に使用)
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SiTE-Scope(点群処理・出来形評価に使用)
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MAGNET Collage(TLSで測定したデータのレジストレーション(結合)に使用)
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PIX4Dmatic(写真測量データを点群に変化するために使用)
お問い合わせ
ICT活用に関するお問い合わせ
株式会社吉田建設 本社 ICT推進室
TEL:0256-72-2391
FAX:0256-77-9009