除雪
2021年03月08日
こんにちは営業部 山崎です。
令和3年の幕開けは大雪で始まりました。弊社では新潟市、燕市、三条市、見附市の生活道路や民間企業の駐車場などで重機による除雪作業の委託を受けております。
1月には数回大雪が降り、除雪オペレーターさんは本当に大変そうでした。
そんな地域の暮らしを支えている除雪についてちょっとお話したいと思います。
よくこんな声を耳にしませんか、「新潟市の除雪はホント下手くそらなぁ」とか、「出勤しねばダメらてんに、まら除雪が来てねっけ出らんねねっか」(すみません方言です)という貴重なご意見です。
お怒りはごもっともです。ただ、(言い訳に思われるかもしれませんが・・)新潟市の除雪に関していえば、「新雪除雪」(詳しくはhttp://www.city.niigata.lg.jp/smph/kurashi/doro/road/doroizikanri/jyosetsu/panf.html)が基本です。これは「かきわけ除雪」ともいいますが、基本1車線の確保が最優先となります。このように行政から指導を受けています。ただ、今年のように異常な雪の量ですと、区役所の指示により別の委託業者が排雪作業などを行う場合があります。
また、朝になっても除雪されていない場合がありますが、それは1度除雪したのにそのあとまた降り積もった場合などが考えられます。ですからオペレーターさんは一晩で同じ路線を2周するなんてこともあります。なかには日中通常業務を行い、夜中除雪に出動しそのまま朝まで除雪しっぱなしなんてこともあるそうです。疲労度は半端ないと思います。
当然、大型特殊免許を取得して、重機作業の講習を受けている方々で普段も重機を運転している熟練者たちですが、やはり1年のうち冬だけ(特に新潟市の方は常に降っているわけではないので)なので、雪の多い地域から比べれば、作業の技術は劣るかもしれません。
オペレーターさんの苦労話ですが、家の前に雪を置いてほしくないために、家の前に人が立っているとか、路上駐車があったりとか、ある家の前を除雪車が通ると必ず電気がパッと付いて中からジーっと見られているなんて話も聞きます。
そんなオペレーターさんたちの苦労を知ってる側の人間としては、とても「下手くそ」とか「遅い」なんて言えません。また現在の建設業は人員不足、高齢化という大きな問題を抱えています。除雪のオペレーターも当然人員不足、担い手不足という問題に直面しています。
この文章を見ていただいて少しでも共感していただけたのであれば、今後は除雪を温かい気持ちで見守っていただければと思います。
長い文章になってすみませんでした。